新しいものに使い慣れるには少なくとも何日間がかかるので、なじみのあるワークステーションから別のワークステーションへ移行するときに不安を感じるユーザーがいるかもしれません。だが、ZWCADを用いると、何も心配する必要はありません!この記事では、カスタム設定を維持しながら、他のCADプログラムからZWCADへたやすく移行できる方法を説明する完全なガイドをロールアウトします。
より具体的にいうと、この9つのことを通じて、ZWCADをより便利に利用できます。
1. 別名を保持する
2. ツールパレットを保持する
3. フォント&フォントマッピングファイルを保持する
4. 線種設定を保持する
5. ハッチングパターンを保持する
6. 印刷スタイルを保持する
7. 環境設定をテンプレートに保存する
8. アドオンをZWCADで実行したままにする
DWGファイルを開くための既定プログラムとしてZWCADを保持する
まず、初心者に環境設定をZWCADに保存するプロセスの中でよく使用されるパス、即ち、ZWCADインストールパスを知っていただきたいです。デスクトップのZWCADアイコンを右クリックしてから、属性を選択して、開いているファイルの場所ボタンをクリックしてください。
図1.ZWCAD インストールパスの入手方法
別名を保持する
別名はCADコマンドの頭字語または略語です。コマンドラインの中で別名を入力して、希望のコマンドを実行して、完全なコマンドを入力する手間を省くことができます。一般的には、別名はインストールパスの中に現れるPGPファイルに保存されます。
別名を使い続ける場合は、ZWCADインストールパスのPGPファイルを前のファイルに切り替えるだけでいいです。他のソフトからのPGPファイルの名前とZWCADのと同じであれば、入れ替えが有効になります。その点を先に知る必要があります。そのため、名前を変更することを忘れないで下さい。
図2.ZWCAD.pgpを見つけることができるところ
ツールパレットを保持する
ツールパレットはブロック、パターン及び他のコンポーネントを一緒に一つのパネルに保存します。それは他のCADではXTPファイルとして存在するのに対して、ZWCADではXMLファイルとして存在します。包括的なパネルを構築するには莫大な手間がかかり、貴重なツールを失う恐れがあるから、ZWCADを選択しない可能性もあります。
ご安心ください!私たちはTPコンバーターというツールを提供して、それによりツールパレットをXTPファイルからXMLファイルに変換できます。 ZWCADでツールパレットを再利用することが即座にできます。
注意事項:
1. TPコンバーターはカスタマイズされたツールパレットしか変換できません。
2.ZWCADで利用不可な実体(例えば、ライト)を含むツールパレットが変換できません。
3.TPコンバーターを無料でご利用いただくには、こちらの技術的なチーム或いはローカル販売店にご連絡ください。
フォント&フォントマッピングファイルを保持する
ZWCADのインストールパスで、図面の中のテクストが程よく読み取れるかどうかは対応するフォルダに格納されているフォント次第です。同時に、初期設定では、フォントマッピング(FMP)は図面でZWCADで不足フォントを置き換える方法を定義します。
当然のことながら、ZWCADは必要なフォントをすべて持っていません。ZWCADで個人のフォントライブラリを構築するには、以下の解決策をお試しください。
ステップ1.「ETRANSMIT」コマンドを使います。これは、図面からフォントファイルを含むすべての実体をZIPファイルにパックするものです。
ステップ2.ZIPファイルからZWCADのインストールパスのフォントフォルダにフォントファイルを転送します。
図3.ZWCADにフォントを追加する
置き換えで不足なフォントに関しては、次の手順に従ってください。
ステップ1.他のCADソフトのインストールパスからをFMPファイルをコピーします。
ステップ2. ファイルの名前「zwcad.fmp」を変更して、ZWCADのインストールパスに貼り付けます
図4.zwcad.fmpを検索できる場所
線種設定&ハッチパターンを保持する
線種設定ファイル(zwcad.dwtはzwcad.lin、zwcadiso.dwtはZWCADiso.lin)には、図面に読み込むことができる線種が格納されています。同様に、ハッチパターンファイル、(zwcad.dwtにはZWCAD.pat、zwcadiso.dwtにはZWCADISO.pat)は、HATCHを使うときに適用できるハッチパターンを保持しています。
ZWCADとZWCADISOの二つのファイル名の相違点は前者はANSI基準に準拠するのに対して、後者はISO基準に準拠するということです。
ZWCADで線種設定とハッチパターンを使い続ける場合は、簡単にZWCADインストールパスで利用されたファイルをLINとPAT ファイルに置き換えることができます。エイリアスの置換と同様に、置換はファイル名がZWCADで対応するファイル名に変更された場合にのみ有効です。
図5. ZWCADの.patと.linファイルのアクセス
印刷スタイルを保持する
CADソフトにはCTBとSTBファイルの二種類の印刷スタイルファイルがあります。カラーテーブルに基づく印刷パラメンターを含むCTBファイルは通常にプリンティングで使用されます。それに対して、「CONVERTCTB」コマンドをを利用して、スタイルテーブルに基づく印刷パラメンターを含むSTBファイルはCTBファイルから変換できます。
ZWCADで前の印刷ステルスを適用するには、一歩だけ必要となります:必要な印刷ステルスファイルをZWCADインストールパスフォルダに転送します。
図6. ZWCADで印刷ステルスファイルを追加する
環境設定をテンプレートに保存する
経験豊富なCADユーザーの場合は、使い慣れた環境設定、例えば、プリンセットレイヤースタイル、標準寸法スタイルと使い慣れたショートカットキーと頻繁に使用されるマウス操作などがあるかもしれません。
ここでは、これらの設定を最初から適用する方法があります:DWTファイルに保存し、設計を作成し始めます。下のハウツー動画にてご覧頂けます。
ヒント:
ZWCADを起動するたびに、初期設定でカスタムテンプレートを使用する効率的な方法があります:「QNEW」コマンドを使用して、「オプション」ダイアログボックスでテンプレートをデフォルトテンプレートに設定します。
図7. 「QNEW」を使用してDWT ファイルをデフォルトテンプレートに設定する
ZWCADでお気に入りのアドオンを使い続ける
ZWCADを使い始める前に、よく使うサードパーティアプリケーションとの互換性を考えなくてはいけません。
それを知るために、ZWCADの互換アドオンと詳細情報が記載されている開発ネットワークに登録してみてください。当然のことながら、前に使ったプログラムをZWCADに移植することができます。我々の技術サポートとAPIチームが支援を行われます。
ZWCAD をDWGファイルを開く際の既定プログラムに設定する
ZWCADに切り替えた後、毎回他のプログラムで選択する代わりに、ダブルクリックでZWCADを利用して全てのDWGファイルを簡単に開くことができます。初期設定でそれを実現するには、簡単な方法が2つあります。
ソリューション1:
DWGを右クリックし、「次のアプリケーションで開く」をクリックし、ZWCADをDWGファイルを開く際に使用するアプリケーションに設定します。
ソリューション2:
レジストリの Computer\HKEY_CLASSES_ROOT\.dwg\shellex\open\Commandを開いて、キーの既定値を「C:\Program Files\ZWSOFT\ZWCAD 2022\ZWCAD.exe""%1」に変更します。
図8.ZWCADを既定プログラムに設定し、DWGファイルを開く
この9つのZWCAD 2022に切り替える効率的なコツを身に着け、きっと今後のソフトの操作に役立てます。他に何かZWCADで環境設定のヒントがありましたら、自由にユーザーグループでご共有いただけますと幸いです。