Mark Vorwaller: 大衆化CAEの実現方法

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Mark Vorwaller: 大衆化CAEの実現方法

ZWSight 2019-09-27 16:35:00

今年はZWSOFTにとって、特別な一年となります。なぜかというと、ZWSOFTは「オールインワンCAx」の将来像を確立し、よりオープンで包括的になりましたからです。隔年のカンファレンスGPC(グローバルパートナーカンファレンス)をZWorldに変え、CAxユーザー達の交流のため、よりオープン的なプラットフォームを構築することでも実証できます。

今回、Zworld 2019で、ZW3Dを工夫し、ZWSOFTの電磁解析用の最初のCAE製品、ZWSim-EMの開発に大きく貢献した、ZWSOFTアメリカの社長であるMark Vorwaller(マーク・フォルウォーラー)さんにインタービューさせていただきました。彼は、ZWSOFTの未来の道・「大衆化CAEへ」の歩き方を教えていただきました。

 

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大衆化CAEの実現方法

ZWorld 2019での発表のテーマは「大衆化オールインワンCAx」ですが、マークさんから見ると、一番の挑戦は何ですか。

Mark:一番の挑戦はその使い易さだと思います。これから改善するポイントの1つは、ユーザーの入力を不要で、メッシュ生成が自動的に行われることです。 CAEには、従来、ユーザーが確認および調整する必要のある多くのオプションとパラメーターがあります。ユーザーに最小限の入力で初期分析が行わせるように、適切なデフォルト設定で最小限のパラメーターセットを提供しようとします。 ユーザーインターフェイスを簡素化するために力を尽くします。これが、CAEを優れたものにするための鍵でもあります。

 

 

自信はありますか。

 

Mark:ZWSOFTは、ハイエンドテクノロジーを使いやすくするために長く工夫したと思います。モデリングでもそれを証明しました。30年前にパラメトリックモデリングを作成し始めたとき、それを行うシステム、他には1つしかなかったです。そのシステムにはA級サーフェスのような高度な機能がなくて、CAMとも金型設計とも統合されていなかったのです。中小企業で最小限の教育訓練で、我々はこれらの仕事を学び、活用することができます。 CAEでも同じことができると確信しています。 前の質問で述べたように、使い易さが第一の考慮事項になります。

 

ZWSOFTの最初のCAEソリューションであるZWSim-EMがZWorldで発表され、そしてまもなく公開されます。 これは、ZWSOFT CAx製品ラインのマイルストーンでも言えるでしょうね。マークさんはどう思いますか? また、ZWSOFTの他のCAEソリューションにはどのようなものが期待できますか?

 

Mark:我々の最初の電磁気シミュレーションモジュールですから、もちろん楽しみにしています。電磁気学は、今日の製品にますます適用される分析領域です。消費製品、従来の機械製品、それらの全部に電子機器が含まれています。GPSシステムやインターネットを介して接続されることが多くなり、スマートセンサーでセンサーリーを収集し、データを提供します。これらはすべて電磁信号を伴うため、電磁解析は最初にリリースするのに非常にクールな領域です。 来年、応力および熱分析を続きます。これは、従来の機械工学分野の一種であり、多くのお客様が取り組んでいます。それに続いて、動的アセンブリと流体解析が行われます。エンジニアが興味を持っている主要な分析分野のほとんどをカバーします。私たちだんだん忙しくなるでしょうかね。

 

以上、マークさんからのシェアでした。ありがとうございます。