点群データは、大量の点から構成される3Dデータの集合です。測量や地図作成、建物の改修、遺跡調査などの作業に広く利用されています。実物の3D測定を正確かつ詳細に把握し、CADプロジェクトにシームレスに統合して、正確な造形と設計を行うことができます。これにより、ユーザーが情報を迅速に取得し、エラーの発生を減らし、設計の精度を向上させるのに役立ちます。
ZWCAD 2024では、複雑な点群データをスムーズに読み込んで処理できる点群機能を導入しました。最大5,000万点の同時表示が可能で、これは他社製品の約2倍です。それ以外にも、多様なニーズを満たす多くのの便利な機能を提供しています。この記事では、点群機能について詳しく説明します。
シームレスなファイルインポート
点群ファイルを外部参照として添付することで、簡単にインポートすることができます。現在、RCS、RCP、E57、LAS、LAZ、PTSなど、幅広いファイル形式に対応しています。
図1. 点群ファイルを添付してインポートする
カスタマイズ可能な視覚化表現
詳細レベルと点の大きさを調整できるので、視覚化によるノイズを微調整して最適な表示効果を実現できます。
図2. 詳細レベルと点の大きさを調整して、様々な表示効果を演出する
様々なスタイル設定と視覚化オプション
点群内の各点は、点の色を変更することで個別にスタイルを設定できます。さらに、透明度を調整することで、さまざまな視覚化を設定できます。これらの属性設定により、点群の特徴を効果的に伝えることができ、より理解しやすくなります。
図3. 点のカラースタイルを変更し、透明度を調整して、異なる視覚化を表示する
多様な点群の切り抜き
多角形、長方形、または円形の境界に基づいて点群を切り抜くことができます。この機能により、不要なデータを削除したり、注目領域を抽出して、より効率的な処理や分析を行うことができます。
図4. 点群の切り抜き
高度な断面作成機能
平面や曲面の投影や断面を得ることができます。その後、断面の輪郭を表現するために、断面平面から1本以上の交線を抽出することができます。これにより、3Dオブジェクトの内部構造や形状をさらに分析することができます。
図5. 点群断面図
効率的な点群マネージャ
点群マネージャは、現在の図面内のすべての点群アイテムを一覧表示することができます。表示・非表示を選択でき、効率的なデータ管理が可能になりました。
図6. 点群マネージャ
もっと詳しく知りたい方は、こちらのチュートリアル動画をご覧ください。
要約すると、点群はモデリングと設計において比類のない精度と正確さを実現する究極のソリューションです。ご興味のある方は、30日間の無料トライアルでZWCAD 2024をお試しください。
