ZWorld2019にてZWCAD2020クローズベータ版のリリースが発表されました。また、ZWCAD2020のオープンベータ版においては本日2019年5月17日から一般公開されています。
ZWorldにてZWCADプロダクトマネージャーのDaniel氏は次のように発表しました。「我々、ZWSOFT一同は今までの経験とお客様の声に基づき、ZWCADがより強力なソリューションになるよう全力を尽くしていきます。」その声明の通り、ZWCADはこの2020バージョンで非常に強力なものに進化しました。
マルチコアプロセッサー：従来製品よりもより速く
効率性テストの結果、ZWCAD 2020 ベータ版はZWCAD 2019と比較して45.5%もスピーディーに作業できるよう改善されました。この2年間で実に150％もの効率性能を向上させることが出来ました。
図1. ４万個のブロック作成スピード比較【ZWCAD 2020 (左),ZWCAD 2019 SP2 (右)】
今回の改善のポイントはマルチコアプロセッサーの技術に秘密があります。この技術は図面、特に容量の大きな図面の展開スピードと、多くのオブジェクトをブロック化するスピードを高めます。更に、32-bitオペレーションシステムでは、最大で2.6GBのメモリを開放することが可能で、よりスムーズに大きな図面を展開することが可能です。
図2.メモリスイッチでのメモリ開放
PDFアンダーレイを簡単に管理
PDFアンダーレイマネージャーパレットを使用することで、図面内のすべての添付PDFアンダーレイをより適切に管理できるようになりました。このパレットは、アタッチ、デタッチ、オープンなどの機能も揃えています。ステータス、サイズ、種類などの情報確認も可能です。
図3. PDFアンダーレイマネージャーのダイアログボックス
PDFアンダーレイマネージャーはPDFデータを便利に管理し、PDFアンダーレイ機能を最大限に活用できるよう手助けします。
TＫ: 便利なコマンドトラッキング
これまでは、オブジェクトの始点などを特定の位置に配置する場合、補助線を引く必要がありました。ZWCAD2020では、TKトラッキングを活用することで、描画の途中の仮想補助線や編集コマンドを使用してオブジェクトを配置することが出来ます。これにより、描画効率と精度が大幅に向上しました。
図4.ＴＫトラッキングを使用してサーキュラーコマンドのアクティブ化
ユーザーフレンドリーになった注釈スケール
図面に注釈が多すぎると、ロードや表示に時間がかかります。
図5.注釈尺度リストをリセットするかどうかの確認
ZWCAD2020では注釈の多い図面を開く際、不要なカスタム縮尺を削除して縮尺リストをデフォルトの状態にリセットし、よりスムーズに動く様、作業効率を高める機能が備わりました。
図6.注釈スケールリストのリセット前（左）・リセット後（右）
LISPデバッガー –ＺＷCAD Lispで便利に作業する
LISPプログラマーの方は、マイクロソフトのビジュアル・スタジオ・コードを用いて開発したLISPデバッガを手放さないでください。お持ちのデバッガで、ZWCAD Lispプログラムを簡単にデバッグ、変更することができます。あなたのデバッガはZWCAD Lisp開発の最高のパートナーになります。
図7. マイクロソフトZwLisp
データの抽出 – クリック数回で簡単にできる
ZWCAD2020では簡単な操作で、数量、レーヤー、面積、直径、長さ、色などの様々なデータの抽出ができるようになりました。より効率的に図面から大量的のデータを抽出することが出来ます。
図8.円のデータ抽出
これまでもこれからもZWCADは誠心誠意、堅実に一歩ずつ進化し続けていきます。すべてはお客様のニーズに応えるためです。そのために、我々ZWSOFT一同は自信をもってZWCADをご提供しています。是非一度、ZWCADを使ってみてください。そして皆様の声をお聞かせください。皆様の声が今後のZWCADの進歩につながります。
ZWCADについて
ZWCADは、中国の広州に拠点を構えるZWSOFT CO., LTDにて開発されたＤＷＧ対応のCADソリューションです。世界90カ国900,000人以上のユーザーに愛されているパワフルで信頼できるソフトウェアです。現在、15の言語に 対応しており、建築業界や製造業界など様々な業界のエンジニア向けに、革新的なサービスとカスタマイズ可能な機能を提供しています。
